●ポール・オシッカ インタビュー(Cream #10)
Cream #10に掲載されたポール・オシッカのインタビューの粗訳です。日本語的に読みにくいところがあるけれど、誰かちゃんと直してくれる人がいたら教えてくださいましー。
ポールを好きになった理由は、彼のもの静かさ以外に、彼のもてなし方だった。初対面といっていい自分を泊めてくれて、写真を撮るとかそういうことより、とにかく僕がリラックスできるかに気を配ってくれた。今回は今までの旅のでも最高の1つに数えられるものだったし、僕の考え方を変えるような衝撃的なものだった。ありがとう、ポール!
大木の間を歩く間、僕らは何枚かのライディング写真と1つのシーケンスを撮ったが、それはポールが幾つかのトリックをケリー・ガットと出すビデオのために「秘密」にしておきたかったからだった。ポールは2つのバイクを持っている。ステッカーも何も貼られていない、1つはフラット用、1つはストリート用だ。彼が今のシーンにあまり姿をあらわさないのは、他に優先すべきもの、多分スピリチュアルなものがあるからだろう。彼の猫や友達に囲まれて暮らす今の場所が天国のようだと思っている。このインタビューを読む人の中で、彼の言っている意味がわからない人もいるだろう。でも彼を「神秘的」人間と決めつける前に、自分に聞いてみるといい。なぜポールは幸せな男なのかを。
Alain Massabova
トリックを作り出し、限界を押し上げ、意図せず流行を作り上げ、自然に振舞って、いつも真摯であった、ポールは影響力の強いスタイルで1つの世代を作り上げたライダーの1人だ。彼のウィップバリエーション、バスドライバー、2つのフロントブレーキ、流れるようなライディング、本当にスムースで流れるよう(まるで猫?!)なトリックは、彼のトレードマークだ。ポールは10年以上前、突然シーンに姿をあらわし、1992年には彼独特のスタイルが見て取れた。彼は人のウワサに上る、他の人とは違う生き方をしている。このビデオの中でのみ目にする変わった人間は、確かに謎めいている。彼はコンテストには行かず(ジャッジをする以外は)雑誌にも載らず、ショーもせず、だが彼のスタンダードカントリーでのライディングは僕らの頭に焼きついている。このインタビューはみんなが持っていた疑問に全て応えるものだ。(その中の幾つかの応えは君を考えさせるだろうが)彼はBMX神話の1部であり、残りは自分で確かめてくれ・・・。
Manu Sanz
ライディングの完璧さを求めているみたいだけれど、ライディング以外でもそんな高いレベルの完璧さを求めている?
ちょっと前にトルテック族の4つの掟を基に生活を始めた。1つは自らの言葉に重さを持つこと。(僕らは僕ら自身の現実の創造主だ。僕らの言葉は、僕らが持っている自身を表現するための最も強力な道具だ。)基本的に、くだらない言葉は僕らを隷属させ、完璧な真実は僕らを自由にする。
2つ目は勝手に思い込むなということ。(多くの問題が、思い違いが原因になっており、みんなの思いが同じなら、物事は前に進む。)
3つ目は何事も独り占めするな、ということ。(これは僕にとって一番難しいことだ。僕は敏感だから。みんなそれぞれの旅を生きている。みんなそれぞれの世界を持っている。自分自身の世界は自由になるが、人の世界を変えることは出来ない!)
4つ目はいつも最善を尽くすこと。そして人の手助けが出来るとしても、見返りに捉われないこと。
現代社会の何か1つを変えられるとしたら、人間、っていうのはどうあるべきなんだろう?
バイブレーションだろうね。自分が苦心して得た、世界で起こっている真実を、僕なりの方法で説明しよう。世の中の仕組みは、特に僕らのエネルギーをそらしたり、下げたりするために作り上げられている。僕らが注意を注ぐ場所が、僕らのエネルギーが注がれる場所になる。銀行や会社とかを持っている人の中にあるエネルギーは、長い時間をかけて人間性に働きかけてきて、彼らが考え出した問題を解決する方法と共に僕らの首にかけた縄を締めてくんだ。力と支配が全てなんだ。
全てを手にしているグループのための「経済」ってなんだろう?それは彼らが「経済」って呼んでいるだけだ。彼らがそれを「よいもの」と思っているなら。彼らがそれを「ダメなもの」と思えば、それはダメなものなんだ。とてつもなく多くのエネルギーが見せかけの「経済」に浪費されている。彼らは人々を奴隷のように働くことに、本当はやりたくなんかないことをやらざるを得ないシステムに依存するように仕向けているんだ。そういったメチャクチャな世の中が原因の、恐れやストレス、ネガティブな感情は行き詰まってしまう。食物連鎖に寄生するハメになる。
一方でエネルギーの源から再びその源へ帰るような自然のエネルギーの流れは、食物連鎖に組み込まれることを免れることになる。世の中のシステムに戦いを挑んで、意識をそっちに払っていようとも、僕らのエネルギーは僕らのものだ。「彼ら」も僕らをそう硬く縛り付けることは出来ない。僕らは僕らが選んだものに対して、注意を向けられる自由意志を持っている。僕らがポジティブな事柄に心を置いていれば、僕らの「気」はくだらないことに浪費されることはない。自分たちのバイブレーションをいい方向に持っていくことをすれば、更に高いバイブレーションが知覚を広げ、明確さをもたらし、愛の流れを活発にしてそれは僕らに巡ってくる。僕らが自転車に乗るのは、自転車が僕らを気持ちよくさせてくれるから。今世界が必要としているのは、いま世の中に何が起こっているのかに気づける、高いバイブスをもった人が沢山増えることだね。そしてライダー、もちろん愛も。
君の生活について聞かせて。いつもの1日はどんな感じなの?
最近はすごくいい感じに生活できている、っていえるのが嬉しい。人々と愛の流れを楽しんで、感謝しているし、それ幸せを感じている自分も好きだ。色々な経験もしてるしね。毎日ヨガや気功、それとライディングに時間を費やしてる。まだ日が高いならビーチへ行ったり、夜にちょっと仕事をしたりして。雨が多く降る季節になると、色々やることが増えるよね。1日24時間だけじゃ足りないよ。
色々なことに興味があるみたいだけれど、BMXは生活の中で大きな割合を占める?
ライディングが生活に占める割合は本当に大きいけれども、BMXシーンや、それがもたらすものは僕の毎日の生活には関係が無いね。
君のスタイルは、他のフラットランドのライダーとどう違うかな?
愛することに関してかな。
フラットに誇りを持っている?
もちろん。ライディングはいつでも僕にとってプラスだし、それを称える歌を歌うのも好きだし!
自分をどちらかというとストリートライダーと思うことは?
あり得ないね。何年か前かはちょっとずつストリート寄りになっていた時期もあったけれども、最近は完璧にフラットだけだね。一緒にストリートやパークで乗る気の合う友達もいて、誘ってくれたり、難しいセクションに連れ出してくれる。そんな彼らが大好きだ。最近は僕がフラットばかりなので、彼らに申し訳ないと思ったりするよ。
コンテストにもっと行きたいとは思わない?(自転車を持って)
いい質問だ。僕も自分自身に時々問い掛けてみたりもしてる。
2005のワールドチャンピオンにはなりたいと思う?
なりたい。
他のライダーから影響を受けることはある?
影響を受けたライダーは何人かいるけれど、影響を受ける流れが逆になってきてるね。誰かが自分と似たようなことをやっているのを見ると、なんかその技をやる楽しみが減るね。もちろん例外はあるけれども。
君は自分がもっとも影響力のあるライダーの1人と自覚している?
そうだね。
他のライダーが君のトリックやスタイルをコピーしたりするのをどう思う?
ここ何年もそれに関して批判的な感情はなくなってきている。誰かの作った流行を追ったり、既存の何かの上で競ったりする、っていうことは、世の中の仕組みが必要として、人々に染み込ませている考えや行動だからね。
何かを作り出す自由さ、っていうのはライディングの美しい部分だ。限界と境界が組み込まれた振る舞いということを除けば。自分自身を強制的に錯覚させる、というような。そういう感覚は人の自然な反応という人もいるかもしれないけれども、計算されて作り出されるものだと思う。自分の現実を拡大していく、創造性を現していくということが我々にとって自然なことなんだ。
トリックよりスタイルを気にして乗っている?それともそのスタイルは自然に出てくるもの?
自然に乗ってるだけさ。
マーティ(クォッパ)とチェイス(ゴーイン)をどう思う?
彼らのことは好きだよ。
日本のシーンは?
好きだよ。
ヨーロッパのシーンは?
好きだよ。
ジェシー(プェンテ)みたく、死ぬまで乗っていたいと思う?
そうだな、乗るのを辞めたくはないから、そうすると死だけがそれを変えられるかな。
スポンサーとの関係は?
ケリー・ガットが色々サポートしてくれているけれど、他の人とはつながりが切れてしまっているな・・・。
BMX、フラットランドの将来はどうなると思う?
意識が世界に広がる中で、BMXやフラットは世界中に広がる可能性がある。自転車はエネルギーの増幅装置だ。三角と丸の組み合わせは、神が決めたジオメトリーなんだよね。自転車の練習を、知覚を広げるために応用するとしたら、自分自身を変えていけるんだ。僕らライダーの集まりは、僕ら自身の気が大地から振動を吸収することに寄与している。僕らはこれを可能性として受け入れるだけでよくて、強制はされないんだ。か、たぶん単なる子供用の自転車で僕らが成長すべきだけなのかもしれない。
ライディングの時に一番大切なことって何?
今このときだね。
どうやって、なんで結局目隠しでライディングしたの?
ジェダイの訓練のため。
どこに住んでいるの?
いいところに住んでいるよ。天国なんじゃないかと思えるような場所。ここの自然は素晴らしいよ。本当に色々な驚きがある。僕は聖なる山と海にも近い、セコイアの老木の近くに住んでいる。海岸線は砂丘から木が茂る丘へ、セコイアの木が生えている森の岩の多い入り江へと姿を次々に変えていく。最初は本当に驚いたよ。いまだに信じられないね。ここのバイブスはすごく強くて、ポジティブで、ここに住む人たちに共鳴しているんだ。沢山の覚醒した人たちがこの場所に吸い寄せられてきている。いくつかの古代からの知識が議論されているよ。ヨガの教え、ヒーリング、未調理のものを食べるとか、パーマカルチャー、自家栽培無農薬農法、ハーブのエキスパート、アーティスト、ミュージシャンと何人かの素晴らしいライダーたち。
また大都市に住みたい?それとも他の場所?
自分の前の道に現れるであろう、どんな可能性に対してもオープンでいるよ。でも自分が続けられそうなビジョンとしては、美しい場所に、固い絆で結ばれた家族のようなコミュニティー、というのがますます自分の中で明確になってきているね。